ギャルナフカの迷宮*1
最近、目がかゆい。
わが愛しの妻は
「花粉症じゃね?」
と布団の中でにべもなく言い放つ。
今まで花粉症とは無縁の人生だった私は
まさにΣ(・ω・ノ)ノ!って感じ。
ちりちりと燃えるようなかゆさ。
これが花粉症・・・
有害鳥獣駆除でこれから仕事する場所って杉林のド真ん中なのよね。
ユウウツ( ̄▽ ̄)
早く起きろ。
唐突に始まるおススメ小説コーナー
べ、別にまだ活動始まってないから書くことなくて、ちょっと代わりになるもの探した結果、小説を紹介するっていうなんの面白みのないコーナー作ったわけではない(汗
ギャルナフカの迷宮 小川 一水
これは老ヴォールの惑星という短編集の中に入っているお話で、ある男が罪を犯し、投宮刑と呼ばれる刑を受けるというストーリー。
投宮刑とは地下の迷宮に地図の一部を持たされ放り込まれるという刑罰で、刑期はない。地図には一日一回キノコのような食物が生える場所と、水が壁から染み出す場所が書かれている。洞窟全体に光る虫がいるので灯りの心配はなし。
ジャンルはSF。もう短編集がSF。というか作者がSF作家。ワタクシ、ファンです(^^ゞ
何が熱いかというと、他の受刑者との食料と水をめぐる駆け引きやら、生肉喰いと呼ばれる食人グループとの対決やら、だんだん仲間を増やしていって社会を1から構築していくところやら、迷宮自体がなぜ造られたのかやら・・・中だるみなく全てが簡潔にまとまっている構成がもう素晴らしい。恋愛、結婚、出産など生き物としてのモラル、社会を維持してゆくための法律、踊りや歌、料理、絵などの文化が徐々に生まれてゆく描写など、考えさせられるテーマとラストが秀逸。
気になった方はググってみることをお勧めする。
現在、引っ越し準備やら活動車両の手続きなんかのごたごた中。誰か代わりにやってくれないかなぁ。 |д゚)